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高崎山、おサルの森の観察会を開催しました

掲載日2013年11月15日

 平成25年11月2日(土)に「高崎山、おサルの森の観察会」を開催しました。

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 この観察会の1ヶ月ほど前から失踪していたC郡のボスである「ベンツ」が、大分市の駄原で発見され、群れに戻り再度ボスに帰り咲いたことで、全国的にも高崎山が注目を集めていたので、事務局としても、話題の「ベンツ」に会えるかどうかワクワクドキドキしながら、当日を迎えました。

 今回は、一般参加者約30名に加え、大分朝日放送(OAB)さんから取材の申し出があり、同行をしてくれました。

 まず最初に、今回の観察会の講師である、自然観察指導員の鬼塚さんからあいさつがあり、高崎山自然動物園の職員OBである河野さんから注意事項の説明を受け、観察会スタートです。

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高崎山自然動物園へは、うみたまごの横にある「おサル館」を通って行きました。1階から2階に向かう階段の途中に・・・

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 どーんとおサルのポスターが!!!実はこのポスター、話題の「ベンツ」だそうです。左右の目の色が違うのが特徴で、左目だけ青い色をしているのが見分け方とのことでした。

 続いて、別大国道を横断する陸橋を進んでいくと、

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  高崎山のマスコットキャラクター「たかもん」がお出迎えをしてくれました。

  実は、このたかもん彼女ができました。

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  看板の向かって左側、新キャラクター「たかもも」です。モテモテたかもんが何ともうらやましい!!!

 たかもんに少しジェラシーを感じながら、寄せ場に向かっていくと、サルのフンを発見。このフンを調べるとサルが山で何を食べているかわかるそうです。このフンでは、「アケビ」を食べていることがわかりました。

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   どんどん寄せ場に近づいていくと、ついにサルとご対面!

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 おそるおそるどんぐりの実をあげてみると、

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 受け取ってくれました。1匹にエサをあげると、他のサル達もぐいぐい寄ってきます。食いしん坊のサルが高崎山には多いのかもしれません。

 続いて、自然観察コースに向かっていく途中に・・・

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  あのベンツの姿が!!!

 なっなっなっなーんと、これには参加者含め事務局までも大興奮!その場は写真会のようにシャッターの嵐です。高崎山のスーパースターは、そんな我々の気持ちをよそに、平然とした立ち振る舞い。やはり、伝説のサルは格が違うなと思いました。

 ベンツの興奮冷めやらぬまま、観察会一行は自然観察コースに入っていきます。

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 普段はめったに入ることのできない自然観察コース。ここは猿口調査(毎年12月に猿の数を数えること)で使用をしたり、C郡のサルが寄せ場から自分たちの縄張りに帰っていく通り道でもあります。また、集団で暮らすサルによって高崎山の緑や自然が、過去からどのように変化してきたかを知ることが出来る場所でもあります。

 河野さんから、自然観察コースに自生している植物などわかりやすく説明をいただきました。

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 300メートルほど進むと、広場に出ました。今回は、ここで少し休憩をし、自然観察コースの折り返し地点となります。

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 参加者の方の中には、OABさんからインタビューをされているお子さんもいました。

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   ゆっくり自然観察コースの森の中を引き返していると・・・

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 野生のサルの姿を発見!(画像中央の奥手)

 今回は、たまたま時間が合い、寄せ場から自分たちの縄張りへ帰っていくサルの様子を見ることができました。

 最後に、高崎山自然動物園から頂いた記念品を参加者の方にお渡しし、観察会は終了しました。

 高崎山は、昔からの自然が残り野生のサルも生息している非常に珍しい山でもあり、週末は多くの観光客でにぎわう観光スポットでもあります。

 まだ高崎山に行ったことのない人はもちろん、行ったことのある人も、再度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 きっと不思議な世界へサルがお出迎えをしてくれますよ。

 高崎山自然動物園ホームページはこちら