掲載日2014年07月18日
みなさんこんにちは!HP担当の後藤です。
これからいよいよ夏も本格化し、動いていても止まっていても汗をかくような日々が続きますが、
みなさんは日頃どのように涼んでいますか?
冷たい麦茶を飲む
扇風機の前で「あぁ~~~~~~~~~」する
木陰でひたすらたたずむ
床の冷たい部分を求めて部屋中をゴロゴロする・・・
クーラーに屈することなく、己の信念にしたがって「涼」をつかんでください!!
さて、今回は平成26年7月14日(月)に実施した「木の名前の札をつけよう Part1」の様子をお伝えします。
自分たちが通う(通っていた)小学校にはどんな木がありましたか?
みんなで登った木、落ちてくる実を食べた木、集合写真に写った木、毛虫が落ちてきた木・・・
小学校時代の思い出は木とともにあった人もいるでしょう。
でもその中で名前がわかる木は何本あったでしょうか?(僕はサクラやイチョウぐらいしか知りませんでした)
「木の名前の札を付けよう」は、「いつも目にするけれど、意外と名前は知らない」という木に
名札をつけてあげることで、木について学び、こどもたちに木を大切にする心を養ってもらうことを目的とした授業です。
第一回目は、長浜小学校の4年生(45名)のみんなが参加してくれました。
長浜小学校は木の種類が多かったため、授業を夏と秋の二回に分けて行うこととしました。
そのPart1となる今回は、校庭を歩き回って木を観察し、その特徴をメモするとともに、木に興味をもってもらうこととしました。
木について教えてくれるのは、
手前から、池松さん、渡辺さん、鬼塚さん、伊藤さん
4人の「木の先生」です。
4つの班に分かれ、(1班につき1人木の先生が引率)樹木観察に出発!!
渡辺さんの班(通称:ナベちゃん班)では学校のシンボルでもある大きなイチョウの木の太さを測りました。
三人がかりで手をつないでも囲みきれないほどの幹の太さにこどもたちも改めて驚いていました。
鬼塚さんの班(通称:鬼ちゃん班)ではかさの閉じた松ぼっくりが見つかりました。
松ぼっくりのかさは、木から離れた後でも、晴れた日は開き、雨の日は閉じるそうです。
「落ちてても生きてる!!」とこどもたちは感動していました。
池松さんの班(通称:ノブちゃん班)ではプラタナスの木を発見しました!
この木は、剥がれ落ちた木の皮を木に当てはめる「木のパズル」ができる木です。
以前も別の自然観察会に参加したことのあるこどもたちは「パズルの木?知っとるー!!」
と、元気に返事をし、木のパズルに没頭していました。
伊藤さんの班では、イスノキの虫こぶの穴に息を吹き込んで笛のような音を出して遊んでいました。
この班は特に男子が何にでも興味津々で、女子たちをおきざりにずんずん先に進んでました。
落ち着いてしっかりメモをとる女子たちいわく、「手のかかる男子」だそうです・・・(笑)
天気が心配される中、こどもたちの元気が雨雲を吹き飛ばし、無事授業は終了しました。
その後、こどもたちに感想を聞いてみました。
「校庭のヒマラヤスギとイチョウはどっちが背が高いのか」「同じ種類の木なのに全然形が違う」など、
大人が思いつかないような発想のものばかりでした。
そんなこどもたち一人一人の感想から、一生懸命話を聞いて、木に親しもうとしてくれたことが伝わってきました。
広い長浜小学校の校庭全部を時間内にすべて見て回ることはできませんでしたが、
木にあだ名をつけたり、熱心にメモをとったり、
4つの班のこどもたちそれぞれが自分の好きな木と出会えた・・・そんな授業となりました。
長浜小学校のみなさん、木の先生、大変お疲れ様でした。
次回は秋。
いよいよこどもたちが自分の選んだ木に名札をつけます!
今回観察した木が秋にはどんな風に姿を変えるのか!?
こどもたちの推し木(おしぼく)はどの木なのか!?
本命は学校のシンボルツリー イチョウ!対抗はイチョウに匹敵する高さを誇るヒマラヤスギ!
校歌に登場するダークホース クロマツ!
しかしそれらの木に名札をつけることができるのは数人・・・
人気のある木に名札をつけることができるのはじゃんけんを制したものだけ。
こどもたちの交錯する思いは自分の好きな木に届くのか・・・
お楽しみに!