掲載日2015年03月10日
みなさんこんにちは!みんなの森づくりHP担当の後藤です!
卒業式シーズンになりましたね。
僕の地元は田舎(いなか)で、過疎(かそ)化が進み、6年間通い続けた小学校が今はもうありません。
卒業証書(そつぎょうしょうしょ)を受け取ったあのときは、そこにあることが当たり前だった母校(ぼこう)がなくなるというのはなかなか寂しいものです。
みなさんも気が向いたとき、ぜひ母校に足を運んでみてください!
当時の思い出とともに、卒業した今、新たに感じることもあるかもしれませんよ。
いつになくノスタルジックになってしまいましたが(笑)
この時期、長浜小学校で賞状をもらったのは卒業生だけではありません。
長浜小学校の校庭には、いつもみんなによりそってきた「友だち」がいます。
今回は平成27年1月30日(金)に実施(じっし)した「友だちの木」認定授与式(にんていじゅよしき)の様子をお伝えします。
長浜小学校の4年1組・2組のみんなは、去年の夏・秋と二回にわたって、身近だけど意外と知らない校庭の木について、「木の先生」といっしょに勉強し、親しんできました。
今回はその集大成(しゅうたいせい)として、校庭で一番大きく、長年(ながねん)子どもたちを見守ってきてくれたイチョウの木を「友だちの木」として認定し、感謝の気持ちを込めて認定証(にんていしょう)を贈りました。
雨上がりの校庭には44名の子どもたちと「木の先生」(NPO法人 グリーンインストラクターおおいたの講師の方々)4名が集まりました。
認定証(にんていしょう)は児童代表の子から、イチョウの木の代理として、秋にイチョウの木に名札を付けてくれた子へと授与(じゅよ)されました。
3年間先輩たちを送り出してきたキャリアはだてじゃありません!
二人とも「このまま卒業式に出ても大丈夫!」と思うくらいの堂々とした姿でした。
賞状を受け取った子は、「これからもイチョウの木を大切にしていきます!」と力強く「ちかいの言葉」を宣誓(せんせい)してくれました。
式典(しきてん)後は、ミニ自然観察会(しぜんかんさつかい)を実施しました。
今回は夏・秋と観察してきた校庭の木々の冬の姿を見てまわります!
三回目ともなると、子どもたちも慣れたもので、自分が名札を付けた木のところに先生を引っ張っていく姿や前回木の先生に教わった、自然の中での遊び方で楽しむ子どもたちの姿が印象的(いんしょうてき)でした。
自分の学校にはどんな木があるのか。
大きい木にも小さい木にも、太い木にも細い木にもそれぞれにちゃんと名前があって、校庭で生きています。
それを意識して、知ろうとする機会(きかい)というのは意外と少ないものです。
この一年間で、長浜小学校4年1組・2組の子どもたちは、見違えるほどに木に興味を持ち、自然の中での遊び方を学びました。
そんな子どもたちの成長を、イチョウの木をはじめとする校庭の木々は今日も見守り続けます。
子どもたちの「友だち」として。
長浜小学校のみなさん、そして講師(こうし)のみなさん、大変充実した時間が過ごせました。
ありがとうございました!
~追伸~
後日、イチョウの木に改めて「友だちの木」特製の「樹名板(じゅめいばん)」を取り付けに行きました。
取り付けの際、幹が太すぎて一人では「樹名板(じゅめいばん)」を付けられず、長浜小学校の先生に手伝ってもらいました。
改めてこのイチョウの木の大きさ・立派さを実感しました。
これからも長浜小学校のシンボルとして、子どもたちを見守り続けてくれることでしょう。
そして校長室には認定証(にんていしょう)が!
東先生・渡邉先生・大戸校長先生をはじめとする長浜小学校の先生方、一年間いっしょに活動ができて、楽しかったです。
本当にお世話になりました。そして、ありがとうございました!